一年の体感速度の話

@info2takamasaから一年の体感速度についての話を聞いて、なるほどーと思ったのでメモっておく。

年齢を重ねるごとに一年が過ぎ去るのを早く感じるようになるけど、これは1年の体感速度が1/年齢になるかららしい。

理由としては、生まれてから1歳の1年で経験することは生きてきた1年をフルで使って経験しているから1/1=1の濃さがあるけど、1歳から2歳のあいだに得た経験は生まれてきてから2年のうち1年を使っているから1年/2歳=1/2の濃さしかない。同じように2歳から3歳では1/3、3歳から4歳では1/4の濃さになる。

つまり、年を追うごとに人生全体におけるその年の経験の濃さが減っているから体感速度が速くなるという考えらしい。

そう考えると、中高生のころは時間が長くて1年でいろいろやっていたように感じるけど、これは当時の1年の体感速度が1/15なのに対して、アラサー間近な現在では1/30=2*1/15ぐらいだから、あの頃よりも2倍の速さで時間が過ぎるのを感じていることになり、なんだか強く納得できる。

で、この体感速度を考えて人生の折り返し地点をざっくりと見積もると19歳らしい。つまり人生80年として考えると、最初の20年ぐらいと同じような濃さの経験を残りの60年かけて積み重ねることになる。なんだよ、もう8年前に折り返してるのかよ、と驚愕した。

でもちゃんと1年で得られる経験の濃さを再び高めて体感速度を抑える方法もある(たぶんそのほうが楽しい、と思う)。それは新しいことをやるということ。

新しいことをやればそれまで積み重ねたものとは全然違った経験をすることになるから、1年の濃さがまた別軸で体感できるようになる。全く違う世界であれば新しく学ばなきゃいけないことがあったりとてんやわんやするだろうけど、子供が体感するぐらいの濃さになると思う。

逆にルーチンなことばかりだと「それ2年前にも見たわー」ってことで新しい経験が得られずに体感速度は1/年齢以上に早くなってしまう可能性もあるんじゃないかと思ったり。

というわけで、日々新鮮な気持ちでいたいですね。