今更ながら「涼宮ハルヒの消失」
本当に今更でごめんなさい、最近読んだばかりなもんで。でも気になることがあるので。もちろんネタバレなので、未読の方々はそこらへんご注意を。
で、気になることというのは、「4/18に改変直後に3年前から戻ってきたキョンによって再改変が行われてるんだけど、そこらへんどーよ?」ってこと。
…あぁ、小泉(余談ながら小泉という名前は研究室の先輩の名前なので、タイプするのさえ怖い)の言うダブルループ説ってのがあるけど、これはつまり
- (a)長門が12/28 04:08に改変を起こして、そのまま続いていく時間軸
- (b)長門が12/28 04:08に改変を起こすも、直後にキョンらによって再改変が行われ、そこから続いていく時間軸(3日間スキップされた可能性アリ)
の2つってことなのかな。で、時間軸ではなく「世界」(可能性?)単位で考えたら、
- (A)長門に改変されたまま続く世界
- (A')長門に改変された直後にキョンが現れる世界(前述のAとは似ているけど全く別物な点に注意、だからA')
- (B)長門に改変された直後に再改変された世界(キョンにとっては12/18より前と同じ)
の3つがあるんだろう。自分はどっちで考えるかで少々混乱していたようだ。ちなみに世界(A)は時間軸(a)、世界(A')および(B)は時間軸(b)に乗っかっている。高次元の観測者がいたら、一気に俯瞰できて楽なんだろうなぁ。
ハルヒの改変能力について「素粒子から作り替えるから時間とエネルギーを要する」と考える必要は無い思う。ハルヒはジョーカーなので、「そう言う世界なんだ!」と宣言してしまえばなんでも可能だろう。っていうかそっちのが面白い。
キョンの経験した時間軸はダブルループだけど、(a)、(b)それぞれの時間軸の住人からしたら未来は別物なので、その視点から見れば時間軸はダブルループではなく枝分かれした感じなんだろう。だから、今回のは、Back to the Future 2と、タイムトラベルのパターンは似ている、かな。
というわけでハルヒの小説の既刊は全て読んだけど、消失が一番面白かった。