今更ながら「涼宮ハルヒの消失」

本当に今更でごめんなさい、最近読んだばかりなもんで。でも気になることがあるので。もちろんネタバレなので、未読の方々はそこらへんご注意を。


で、気になることというのは、「4/18に改変直後に3年前から戻ってきたキョンによって再改変が行われてるんだけど、そこらへんどーよ?」ってこと。

…あぁ、小泉(余談ながら小泉という名前は研究室の先輩の名前なので、タイプするのさえ怖い)の言うダブルループ説ってのがあるけど、これはつまり

の2つってことなのかな。で、時間軸ではなく「世界」(可能性?)単位で考えたら、

の3つがあるんだろう。自分はどっちで考えるかで少々混乱していたようだ。ちなみに世界(A)は時間軸(a)、世界(A')および(B)は時間軸(b)に乗っかっている。高次元の観測者がいたら、一気に俯瞰できて楽なんだろうなぁ。

ハルヒの改変能力について「素粒子から作り替えるから時間とエネルギーを要する」と考える必要は無い思う。ハルヒはジョーカーなので、「そう言う世界なんだ!」と宣言してしまえばなんでも可能だろう。っていうかそっちのが面白い。

キョンの経験した時間軸はダブルループだけど、(a)、(b)それぞれの時間軸の住人からしたら未来は別物なので、その視点から見れば時間軸はダブルループではなく枝分かれした感じなんだろう。だから、今回のは、Back to the Future 2と、タイムトラベルのパターンは似ている、かな。

というわけでハルヒの小説の既刊は全て読んだけど、消失が一番面白かった。