「半分の月がのぼる空 4」を読んだ

橋本紡の半分の月がのぼる空 - grabbing at the half-moonを読んだ。

1~4巻を読む間、その早さが指数関数的に増加していった。1/2(つまり2日)、1(1日)、2(1日に2冊)という感じ。

それはさておき、以下ネタバレを含む可能性があるので、未読の方々は注意してください。

どうせだから、3巻とまとめて書いておこう。

爆笑して、嬉しくなって、楽しくて、愕然として、ヘコんで、なにがなにやらという感じになって、締め付けられて、落胆して明日の授業サボろうかと思って、アホみたいに必死になって(まぁ事実アホだけど)、そして歓喜したって感じかなー。あ、あと最後に再び爆笑みたいな。

読めば読むほど、確かに普通の小説だ。確かにそのスケールがでかいのかもしれないけど、彼らが考えたり行動したりすることは、ほとんどが自分らの延長というか現実?あー、難しく表現するのはよくないな、第一自分が何言ってるかわかっていないし。

スクールライフは良い。司が相変わらず最高だ。強すぎる。で、山西が鉄っちゃんという事実。最高だ。とても楽しい。

チボー家の人々のあの台詞には、ぐぅの音もでないというか。それを伝えた里香には、ただただ尊敬するばかりだ。

で、そんな言葉を伝えられながら、小枝子とやらに遊ばれる裕一。まぁ状況が状況だけに思考がまともじゃないってのもわからないでもない。もうちょっと抵抗ぐらいして欲しかったけど。でも、だから普通の小説と言えるのかもしれない。

いきなり24歳にとんだときは、落胆した。それはもう底がないんじゃないかというほど。「あぁっ」て。先を読むのが怖くなった。でも、それでも先が気になったし、腹の虫がおさまらないので再び読みつづけた。

で、裕一が行動を開始したとき。おぉ、動くか!って感じ。ひろせよしかず?の料理番組の間もずっと感涙。だから鉄さんが登場したときには当然のことながら歓声をあげた。もちろん心の中で。

あー、あとあれね、鉄さん、武田さん(だったっけ?)を見ちゃったんだね。もう笑いながら涙を流す自分を客観的に考えて、やばいなーと。

まだこのシリーズは続くらしい。とにかく今は、彼らが幸せでいることがとても嬉しい。