「半分の月がのぼる空」を読んだ

どっかのスレ(何処)で薦められてたので、橋本紡半分の月がのぼる空 - looking up at the half-moonを読んでみた。

久しぶりに普通の本を読んだ。最近、殺人が起こったり、レシプロ機で空を飛んだり、大正浪漫の盗人の語りといった、ちょっと日常からかけ離れたものばかり読んでいたので、少し新鮮。

以下、ネタバレを含むので要注意。あー、参考程度ながら、まだ読んでないって人は、芥川竜之介の「蜜柑」を読んでおくと良いらしいですよ。

多田さんが亡くなったあたりから、一気に読んでしまった。おかげであまり覚えていないのだけれども。またいつか必ず読み直そう。

多田コレクション、一度で良いから拝んでみたいものだ。伊勢神宮いいなぁ、一度行ってみたい。赤福食いたいなぁ。

読んでいて、吉本ばななのTUGUMIを思い出した。本作との関係は、体の激弱い女の子がいるってことぐらいだけど。

自分はそーいう死の淵にたったことも無いし(多分無い)、親しい人間がそういなった経験もないから、正直よくわからない。だから、自分がこう言うのも大変おこがましいし、失礼極まりないことだけれども、「がんばれ」。

しかし、最後のほうで二人がうまくいったときには、何度本を放り投げようと思ったことか。