「冷たい密室と博士たち」を読んだ。

森博嗣のミステリー小説「冷たい密室と博士たち」を読み終えた。

以下、感想を述べるため、ネタバレの可能性があるので注意。

今回は読みやすかった。なんというか、謎についてどのように取り組めばいいのかを教えてもらえたように感じる。ポアソン方程式を解くように、本当に境界条件から考えていけばいいんだ。ただ、朝眠い電車のなかで読んでいたせいで、あまり謎を解こうとは思わなかった。

一之瀬さんと木熊教授が警察の調査で同郷とわかったとき(萌絵が本部長から報告書を借りたときだ)、親子なのかなーと推測した。これはミステリー小説なのだから、全てが何かしらの意味を持つ。だから、もしかしたらこれは大きな手がかりでは?と思った。まぁ、それ以上のことは考えなかったのだけれども。

解説に書かれている通り、事実(動機はわからない)を推察するに必要な素材は全て与えられていた。あとは、本当に境界条件に合わせてそれらを組み合わせていくだけ。次こそはがんばりたい。あ、でも部屋の並びとかが全然イメージできなかったんだよなぁ。